ミャンマーへ(2019年1月21日〜28日)

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  ミャンマーにはANAの直行便が出ている。成田空港を11時に発ってヤンゴン国際空港には16時30分着(時差2時間30分)。
  8時間のフライトである。ミャンマーは学生時代に見た映画、「ビルマの竪琴」や「戦場に懸ける橋」などの影響から、「いつか行って
  見たい国」の一つだった。しかもこの1年間はビザなしで入国できるらしい。両替所辺りは人の波。両替を終わったところに
  車椅子を押してくれた若者の合図で、若い男が出てきて、タクシーへ誘導した。車椅子係りは5jのチップを要求した。
  今までは無視だったが、何となく渡してしまった。
  すでに暗くなった道を1時間近く走った。ヤンゴンの旧市街、鉄道駅近くの高層ホテル、シャングリラ ホテルへ。
  チップを入れて、5万チャット払った。ホテルマンに1万5千チャットだよ、と注意された。こちらのタクシーにはメーターはない。
  つい円で考え、この距離で5千円は安いと思ってしまったのだ。フロントで1泊60j追加で広い部屋を提示された。OKすると、
  パゴダ側か川側か?お勧めは?パゴダ側。よし決まり!案内されたのは19階のコーナーツイン。パゴダも見えるし川も見える。
  エキストラベッドを入れてもらった。今回は長女が同行してくれた。19階以上は特別階で22階のラウンジでの飲食が付いている。
  早速パゴダを遠望しながら、軽い食事をした。明日はあのパゴダへ行く。




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  ヤンゴンには7つの有名な仏塔が
  あるとのこと。中でも別格なのが、
  小高い丘に立つシュエダゴン パヤー。
  ホテルからタクシーで10分ほど。
  東西南北の入り口にエレベーターがある。
  ミャンマーでは寺院内は必ず裸足。
  車椅子の左足は係りが布ですっぽり
  隠した。
  エレベーターで上がった所からすこし
  行くと、そこは極楽浄土?
  金色に輝くパヤー(仏塔)を中にぐるりと
  囲む広大なテラス。そこには大小の
  寺院、仏塔が燦然と輝いていた。

  焼け付くような陽射しも、日陰は涼しい。長女に車椅子を押して貰い一周した。
  ホテルに戻り、私はマッサージに、妻と娘はヤンゴン川を見に出かけた。ほんの2〜3ブロック先のところだが、通りが渡れず
  現地の人の隣に立って、一緒に渡ったということだ。男も女もロンジー(巻きスカート)にぞうりで、軽やかに歩き、頭に重い
  荷物を載せても、絶妙なバランスで歩いている。




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  ヤンゴンから空路1時間10分。バガンはニャウンウー空港。今日も夕刻到着だ。空港出口に大きな看板があり、バガン地区入場につき、
  外国人すべて、1人2万5千チャット支払うこととあった。タクシーは街灯もない暗い道を30分ほど走った。
  オールドバガンの一角にある、エーヤーリバービューホテル。早朝から賑わう声がする。川原で騒いでいるのか?
  カーテンを開けると、エーヤワデイー川が眼前にある。部屋の入り口の階段を上ると、広い屋上庭園。眼下の川原は砂浜のように広大で、
  一角の突端に船着き場があり、人が群がっている。かなり離れているのに、人声は真近だ。ここに3泊してバガンを堪能するつもり。




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  11世紀〜13世紀、バガン王国が、
  フビライ ハーンの侵攻を受けるまで。
  仏教は隆盛を極め、広大な地域に、大小の
  寺院や仏塔が林立して、今日遺跡地区と
  なっている。近年になって最も遺跡の多い
  地区をオールドバガンとし、高級ホテルを
  数軒残し、住民を移動させ、遺跡保存地区に
  指定したという。
  地図を見ると歩けそうだったが、来てみると
  とても無理。1日目は馬車をチャーターした。
  そこここで馬車が快適そうに走っている。
  2時間で25000チャット(2500円)。この馬車の
  座席がかなり高所で、私には乗降が難だ。ほとんど降りることもせず、不安定な
  座りに、かなりくたびれて、ホテルのマッサージに直行した。
  日没は5時45分。慌てて屋上庭園へ。雄大な景観だった。




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     バガン2日目はホテルの車をチャーターした。徐行して案内してくれたので、やっと遺跡群を把握することができた。林立する寺院や
  仏塔は絶えず陽に輝いたり、黒いシルエットになったり、変化して飽きない。濃いピンクのブーゲンビリアが景色を彩り、突如として
  牛の群れが突進してくる。若者は自転車やバイクで縦横に廻っては、小さな仏塔の小さな仏像にもカメラを向けていたが、こちらは
  バガン最大のアーナンダ寺院のみ妻と娘が拝観し、私は寺院前の椅子で土産物屋など観ていた。小さな子供が懸命に呼びかけていた。
  明日の遅い便でヤンゴンに戻り、1泊して夜のANA直行便で帰国する。(ミャンマー旅行記より)