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2日目は10時に出発。向かうは次の都市、プナカ。標高3200mのドチュ ラ(峠)を越える。出発前、両替に寄った。
産物もいろいろある店で、大きな麻袋一杯の松茸があった。まだ半乾きだと言う。香りは良い。しっかり乾燥したパック入りもあった。
1パック35g、1500ヌルタム(3000円)。妻によると、日本産の松茸はばか高い。乾燥したのは、ほとんどが中国産。値段はこの
ブータン産とあまり変わらないとか。ドチュ ラは冷え込んで寒いかと思ったが、意外と暖かく、紫外線も強い。標高からすると
富士山に並ぶが、パロもテインプーも2000mの高地で、1000m上ってきたにすぎない。頂上に108基もの仏塔があった。
晴れていたが、白雲が湧いて、期待のヒマラヤは見えなかった。ドチュ ラ越えは上り1時間、下り1時間。下る途中、道の端で
リンゴなど売っていた。タシさんが焼きトウモロコシを買ってきてくれた。おいしかった。下り中ほどから、きれいな川と黄金色の
棚田が見えてきた。プナカはこの棚田が有名なのだとか。市街までいかないで、途中のリゾートホテルに1泊する。
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ホテルは2つの川が合流して大きな川となって流れるのを見下ろす位置にある(写真)。景観抜群だ。昼食後少し休み、2時に出発。
ゾンを見に行く。ゾンとは県庁であり僧院でもある。各都市にあるが、プナカ ゾンが一番立派だとか。巨大建造物のゾンは、
モ川とポ川の合流地点に、その偉容を誇っていた。
私は道端の石垣に腰掛け、妻と娘が見学に入ったが、日曜日とあって、内部には入れなかった。(写真はモ川に面したプナカ ゾン)。
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3日目は、もう先に進まず、もと来た道を戻る。ドチュ ラを越えてパロへ。いい天気。峠では今日もヒマラヤは見えなかった。
緑の山々が幾重にも連なっていくのだが、峠を越えて下りになったところの山一帯で陽に映えた黄色が、とりわけ美しかった。
昨日通ったのに見過ごしていた。峠で小休止したが、パロまで全長4時間余り。かなりの強行軍だ。手前にパロ空港、その奥がパロ市街。
ホテルで昼食と休憩。3時に出発。とある路上に停車。遥か遠い山だが、一つだけ岩山だ。建物が見える。有名なタクツアン僧院だ。
タシさんの話だと、近くまで車で行って、それから5時間の歩行だそうだ。博物館は小高い丘の上にあり、閉館まであと15分。妻と娘が
駆け足で回ってきた。私は石垣に腰掛け、暮れなずむパロ市街を眺めていた。(写真は博物館前とパロ市街)
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翌日は6時起床。パンとコーヒーの朝食。20分先のパロ空港へ。
9時半の便でバンコクへ。今度はドウルクエアーで直行だ。
3日間付き添って、いろいろ手配してくれたガイドのタシさん、
いろは坂のようなドチュ ラの往復を難なくこなしてくれた
ドライバーのソーナムさん、お世話になりました。(写真)
バンコクはホテル ペニンシュラに2泊して日本に帰る。
離陸して間もなく右手に長く長くヒマラヤ山脈。いつまでも
じっと見入った。
来る便の座席は左側を、帰る便は右側を…すべてに渡って
ブータン旅行社、Druk Sakura Tours の佐藤さんの細やかな
アドバイス。今回の旅は全てこの旅行社にお願いして、
適切な旅程となった。
ブータンはこれまでの国と様子が少し違い、1人1日250~290ドル
という公定料金をとられる。ビザ、滞在費(3ッ星ホテル)、ガイド&
ドライバーの費用すべて込みだが、滞在を短くして絶えず移動する
という今回の旅が、まー一般的だろう。が、ボーと数日を過ごしたい
思いもあった。公定料金など撤廃されて、時に車をチャーターして
峠道を行き、時に徒歩や自転車、あるいはツウクツウクのようなもので
のんびり市街を回る。疲れたら終日ホテルで
リラックス。少し日数をかけたブータン旅行がいつか可能になるだろうか?(ブータン旅行記より)
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