写真 ポーランド、ルーマニア&ブルガリアへ(2014年9月22日〜10月6日)

  今回は在ポーランド日本大使館、文化センターでの展示。
  スカンジナビア航空、コペンハーゲン経由でワルシャワへ。
  早めにエールフランスのチケットを手にしていたが、
  パイロットのストで欠航。やっとのことで変更できた。
  今回二人でプレミアムシートにしたが、それもスカンジナビア航空で
  OKだった。(中略)

  展示物のダンボール2こ、トランク1こ、大き目の車に積み込んで、
  会場近くのシェラトン ホテルへ。(中略)
  翌日タクシーを頼むと、すぐそこだという。なるほど広い通りの向こう側。
  でもこの荷物。タクシーに行ってもらった。(中略)
  センターの展示室は大きなワンフロアで、多目的室だ。男性スタッフが展示を、女性スタッフがレクチャーの準備をしてくれた。
  9月24日、レクチャーやデモンストレイションを終え、作品はそのまま10月5日まで展示の予定だ。
  



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  9月27日、待望のドナウデルタ観光。
  ルーマニア ブカレストのコンチネンタルホテルから、ドナウデルタ河口の
  トルチャまで、車で4時間。
  そこから遊覧船でトルチャと黒海、中間辺りの中洲の村、クリシャンまで。
  ここがデルタ観光の基点となる。

  ところが冬の初めとあって、すでに遊覧船はクローズ。
  日本から申し込みを受けて、こちらのツアー会社は、
  別のルートを用意した。
  つまりトルチャから河岸を車で走り、最短と思われるムリギョルから
  クリシャン村まで、デルタをモーターボートで突っ切るというもの。
  しかし状況はひどかった。
  葦を抜けると、広大な川面の冷風が容赦なく吹きつけ、冷気は雨を呼び、
  まさに地獄ツアー2時間。我々が渡った所は中央の水路で、これがまだ前後2箇所あるという。
  広大なこと、とても想像だにできない。

  ドナウデルタの夕日は素晴らしかったし、宿泊施設も好かったが、何しろシーズンオフとあって、観光客は我々のみで
  心細いこと、この上ない。
     



 
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  翌日は、陽もあって、多少は快適なツアーで、
  澄み切った川面に水鳥の群生があちこちに見えた。
  翌々日はもと来たコースを帰るのだが、
  この広大なドナウデルタ、
  ひたすら寒さに耐える2時間だった。
  再び河岸を走ることトルチャまで1時間、
  更にブカレストまで4時間。
  遂に途中から腰の筋肉痛が激しくなり、
  ほうほうの体でブカレストのホテルに逃げ帰った。

  9月30日、ブルガリア ソフィアに飛んだ。妻はバラの谷の見学を楽しみにしていたが、私の腰痛のためすべて観光は取り止めた。
  泊まったラジソン ホテルの真向かいのアレキサンドル ネフスキー寺院だけ、車椅子で見学した。
   
  実は、ポーランドでも、センターのスタッフが、そしてルーマニアでもづっとデルタツアーに同行したドライバーが、口を揃えて、
  警告するのだ、ブルガリアはスリが多く、危険だから、気をつけろと。到着した早々、迎えを頼んだ車が、もう一組の客を同時に
  乗せようとして、我々を車内で1時間も待たせた。この時ばかりは、我々二人で口を極めて抗議した一幕はあった。
  が、石畳の凸凹道を、苦労して車椅子を押してる妻に、スロープを一緒に押してくれたり、扉に跳んでいって開けてくれたり。
  短かったが、気持ちの良い滞在だった。

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  10月2日、ポーランド、ショパン空港に戻った時、
  日本へのエールフランスの運行を確かめた。
  ストも終了して、平常に戻ったとのこと。帰りはパリ経由となる。
  翌日、センターにて展示物をとりまとめ、
  少し離れたヒルトン ホテルに引き上げた。

  午後、ホテル前から、観光バスに乗り、市内を一巡。
  ワルシャワは1週間不在の後、すっかり木々は黄金色となり、
  秋の陽に映えていた。
  王宮前の広場で下車し、オープンカフェで一休み。ここは
  もう2度目なので、見学はしない。
      (ポーランド、ルーマニア&ブルガリア旅行記より抜粋)