人がひざまずいて、頭上にトーチ(たいまつ)を
掲げた形です。
同じように「見」の上部は目、「先」の上部は止(前に出た足あと)です。
ここでは手は膝に置いていますが、前に出している形も多いです。
秦代(BC220)になると「人」のこうしたスタイルは崩れて、
前に出た手と、座ったり立ったりしている身体が
八の字のように拡がっていきます。
青銅器に鋳刻することから、絹、竹、木などに、
直接書くようになると、速さが求められるように
なった結果でしょう。