写真

3 光


  人がひざまずいて、頭上にトーチ(たいまつ)を
  掲げた形です。
  同じように「見」の上部は目、「先」の上部は止(前に出た足あと)です。

  ここでは手は膝に置いていますが、前に出している形も多いです。
 
  秦代(BC220)になると「人」のこうしたスタイルは崩れて、
  前に出た手と、座ったり立ったりしている身体が
  八の字のように拡がっていきます。
 
  青銅器に鋳刻することから、絹、竹、木などに、
  直接書くようになると、速さが求められるように
  なった結果でしょう。