この字は戦国時代(BC400-200)の小国、中山の方形の壷に 鋳刻されています。 この時代になると金文の字形は中国各地さまざまで、 これは縦長にデフォルメされています。 周代の初め頃の形を想像して書いてみました。 ここでは折っていた脚をすっくと伸ばしています。 顔は後を向いて、両手で胸(ハート型=心)を抱き、 行こうか戻ろうか逡巡している姿です。