写真

4 愛


 

   この字は戦国時代(BC400-200)の小国、中山の方形の壷に
  鋳刻されています。
   
  この時代になると金文の字形は中国各地さまざまで、
  これは縦長にデフォルメされています。
   
  周代の初め頃の形を想像して書いてみました。
   
  ここでは折っていた脚をすっくと伸ばしています。
  顔は後を向いて、両手で胸(ハート型=心)を抱き、
  行こうか戻ろうか逡巡している姿です。