1994年 アメリカの旅 2

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 8月10日 (水)
  今回の展示は友人のドナ フレッチャーの奔走で実現した。
 場所はアリゾナのプレスコットバレー。展示を終え
 車で4時間というグランドキャニオンに移動した。
 私は10年前にここに来て、遥か下のコロラド川まで
 下りるツアーに参加している。
 昼食時のエンジェルホテルの前は人も大勢いたが、
 ちょうど腰掛けられる岩の足元あたりは安定していて
 おまけにつかまる木もあって、木陰が涼しい。
 眼下一杯の大彫刻だ。陽は白い真昼時。薄茶色の岩肌に処々
 黒い染み?いやあれは雲の影。陰影をつけて更に立体感を増している。ドナを見送って急なにわか雨。
 しばらくしてまた峡谷へ。心躍る光景があった。雨後の陽に大峡谷の虹だ。

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 8月12日(金)
  いつまで見ても飽きない大峡谷ともお別れ。
 3時15分発の蒸気機関車でウイリアムズへ。
 1時間ほどして急に列車が停まった。銃声がする。
 慌てて外を見ると、赤や黒の覆面の男たちが馬に乗って銃口を
 向けている。彼らが車内に入ってくると、子供たちは泣き出し、
 大人達は大喜び。背の高いシェリフがこれに続く。
 あちこちで菓子を出したり、握手したり、車内は興奮状態だ。
 彼らが去ると、また列車はゆっくり動きだした。
 もうすっかり忘れたころ、シェリフを先頭に悪漢どもがジュヅ
 つなぎになってやってきた。やんやの喝采。列車は無事ウイリアムズに到着した。

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