今でこそあちらこちらで指導法に関する研究会や研修会が
いろいろありますが、授業研はその先駆けとして、
毎月土曜日の午後3時から長先生が勤務されていた両国中で
25年前にすでに行われていました。
授業について学ぶ場は、当時はほとんどなく英語教育関連書物や
区の研究会などしかなかったので、授業研のように、
実際の映像を見ながら、授業のステージごとに
教師の動きと生徒の反応を観察しながら、学べることは
画期的で、私は毎月土曜日を楽しみにしていました。
何といっても長先生から直接指導法を学ぶことができるのが
最大の魅力でした。長先生は「若い人に授業について学ぶ場を
作るために始めた。」とおっしゃっていました。ご自分の授業の
準備に加えて研究会の準備までされるのは大変だったと思いますが、
そのおかげで何とか英語の授業と言える授業ができるようになり、
長先生には感謝の一言です。
当時はまだ、土曜日に授業があったので、授業が終わってからの
研究会でしたが、よりよい授業を目指すたくさんの先生方が
集まって、活気に満ちた会でした。
昨今、様々な施策が打ち出されている英語教育界の動きを見ると、授業研の果たす役割は
益々重要になってくると思います。長先生、今後も私たち英語教師を鍛え続けてください。