2003年 チェコ(&ベルリン、ワルシャワ、ブダペスト)の旅 3(ベルリン)

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  9月16日 (火)
   プラハ本駅12時55分発、ハンブルグ行き国際特急列車。6人掛けのコンパートメントは中もきれいだ。時刻表が届いた。
  ベルリン オストバンホフ着は18時16分だ。プラハを離れたヴィルタヴァ川は鏡のように静かに車窓右手を流れている。
  沿線の緑は色ずき初め、茶色と白の民家が続く。チェコのはずれ、デチーンでパスポートコントロール。すぐにドイツ側の
  パスポートコントロール。右手のヴィルタヴァ川もドイツ側に入ると、エルベ川に注ぎハンブルグから北海に出る。
  川とも別れ、平野を一路ベルリンへ。オストバンホフで国電に乗り換えアレキサンダープラッツ下車。広場の向こうに建つ
  高層建築、パークインホテル。12階の部屋からは正面にテレビ塔、下方は駅だ。
  9月17日 (水)
   3日間の welcome card を買った、19ユウロ。これでバス、トラム、地下鉄、国電が乗り放題。先ずトラムでポツダム
  プラッツに行った。ベルリンフィルの本拠地に行って、出来ればコンサートの予約をしたい。黄土色と白の建物だ。閑散と
  して誰もいない。そこから公園(ティアガルテン)の緑の中の小道を行く。6月17日通りに突き当たり、右手にブランデン
  ブルク門が見える。堂々たる門の上部に4頭立ての馬車に乗った女神の像がある。ベルリンを象徴する門だ。門の傍から
  Berlin City Tour のダブルデッカーが出ている。市内を一巡することにした。バスはティアガルテンの中へ。6月17日
  通りの戦勝記念碑から、森を抜けてベルリン西地区へ。ドイツ最古の動物園がある。カイザービルヘルム記念教会は、戦争の
  悲惨を後世にと、今も中央部は無残に破壊されたまま。東西ベルリンの通行チェックをした、白い小さな建物は、チェック 
  ポイント チャーリー。この辺りはベルリンの壁の名残りがある。ジャンダルメン広場の周りの建物は美しい。
  バスは東地区に入る。街も建物も重厚だ。赤の市庁舎、博物館の島、ベルリン大聖堂、国立美術館、等々。

  ブランデンブルク門で下車後、右手の広場に行った。広場一杯、熊の像が両手を挙げて円を作っている。それぞれお国柄をあし
  らったペイントだ。世界の平和と共存を目ざしたアート運動の一環で、ベルリンを象徴するクマをモチーフとし、140か国が
  表現されているのだとか。
  

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     9月18日 (木)
   今日も晴天。歩いて大聖堂へ。威風堂々たる構えである。内部も重厚だ。パイプオルガン、祭壇、その背後の壁画、大理石の柱、
  ステンドグラス、丸天井。端の椅子に座って首だけ動かす。階段を上って、ドームの外側に出られる。通り、川、建物、眺望が
  素晴らしい。ペルガモン博物館はシュプレー川の中州にある「博物館の島」にある。中近東、小アジア、ヘレニズム美術の収集品が
  展示されている。メインは古代都市ペルガモン(トルコ)で発掘されたゼウス神殿。彫像も修復されて美しい。メソポタミア、
  イシュタール門が復元されて、そこに続く青い壁上のライオンの行進は圧巻だ。(中略)
   トラムに乗って、東西ベルリン分断の壁を見に行った。土産の露店など出ている。道路の真ん中にチェックポイント チャーリー
  がある。東西ベルリンの境界線上にある、アメリカとソ連の統治地区の国境の検問所で、チャーリーは人の名前ではなく「検問所C]
  の呼び名。すぐそばに、チェックポイント チャーリー(壁)博物館がある。壁を越えて脱出した人々が使った自動車や沢山の資料が   展示されていた。


チェコ(&ベルリン、ワルシャワ、ブダペスト)の旅 4