2003年 チェコ(&ベルリン、ワルシャワ、ブダペスト)の旅 5(ブダペスト)

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  9月22日 (月)
   ワルシャワ オケンチェ国際空港から、ブダペストのフェリヘジ国際空港着、6時半。上空からドナウ川が東から南に
  流れの向きを変え、ハンガリーの中央部を縦断しているのが見てとれた。ホテルのミニバスを待って、ホテル インター
  コンチネンタル ブダペストへ。部屋は506号室。カーテンを開けると路地だ。案内書にはこうある「ドナウ川沿いにあり、
  部屋から眺めるくさり橋のライトアップは息を呑む美しさ」。料金もバカ高い期待の高級ホテルなのに、これでは泊まる
  意味がない。交渉に行った。リバービューの料金は更に一日5000円。527号室に移った。
  ドアを開けた途端、すごい眺めがとびこんできた。星空の下、王宮は小高い丘の上に端然と構え、夜景は左右に伸びている。
  丘の手前は車道か、絶えずライトが流れている。川はどっちに流れているんだろう。周りのライトを全て映して、川底へ
  無数の光の柱が突き刺さって揺れている。くさり橋は右手にくっきりとライトアップされている。ホテルのすぐ前に豪華船が
  停泊している。いや船上レストランだ。甲板に大勢の姿がある。こんな豪華な夜景はかって見たことがない。

  

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     9月23日 (火)
   城バスに乗ってくさり橋を渡り王宮へ。高台からはペストの市街が整然と見える。ブダペスト カードで中に入れた。
  階段を上りながらボリュームいっぱいの音楽が聞こえた。もう少しトーンダウンしてもいいんじゃないの?えっ生演奏だ!
  階段を急ぐ。二階のコンコースでオーケストラ演奏だ。正面階段に腰掛けて聞いた。たまたま訪れる観光客しかいない
  のに、堂々たる演奏だ。20分でおしまい。王宮は大戦で大打撃を受け1950年代に修復され、現在は図書館や博物館に
  なっている。丘の上から国会議事堂を眺める。ドナウの川向こうに大きく広がっている。
  9月24日 (水)
   10時、ホテル前からトラムに乗って、国会議事堂前で下車。ぐるりと鎖が張り巡らしてある一角がある。係員が鎖を外し、
  グループの代表が一人だけチケットを買いに、議事堂入口に行ける。後の者は固まって小雨降る肌寒い中、戸外でじっと待つ
  ことになっている。我々の見学時間は11時。11時半になって案内係がやって来た。どこもお役所はのんびりしている。
  入り口で厳重なチェック。広い正面階段にきて、あっけにとられた。荘厳な外観にこの眩いばかりの内部装飾、絢爛豪華
  で正に現王宮の感。階段上の大きなケースに王冠が燦然と輝いていた。1,000年の初代国王戴冠から1,948年に最後の王の
  退位まで王から王へと受け継がれてきた至宝ということだ。写真は不可。討議会場とその手前のホール、これだけの見学だ。
  廊下の灰皿の凝った細工にびっくりした。(後略) 
 

チェコ(&ベルリン、ワルシャワ、ブダペスト)の旅 6