1998年 フランス、スペインの旅 1


 1998年5月25日~ 6月25日
 France,Paris→Spain,Madrid→Granada→Sevilla→Cordoba→
 Madrid→Aranjuez→Toledo→Madrid→Barcelona→ France,Marseille→
 Nice→Monaco→France,Lyon→Tours→Mont-Saint-Michel→Paris→Narita

  今回の展示は米澤先生の姪御さんの根元さんがパリ在住だったので、ギャラリー探しを
 お願いした。10日間ほどパリに滞在し観光。イベリア航空でスペイン、マドリッドへ飛び、
 グラナダへ。

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    6月6日 (土)
   コンチネンタル ブレックファストを済ませ、駅近くのホテルからアルハンブラ宮殿まで
 歩く。途中礼拝堂に寄る。大学のあたりから横道を行く。右手、右手へと朝市が続く。
 美味しそうな果物が並んでいる。どんどん右手に行ってしまい、通りかかった少女に道を聞いた。
 今度は左へ大通りを進み、坂道を行く。チケット売り場はゲルフェネリア1つしかない。
 探しながら大回り。かなりの時間がつぶれてしまった。
 中に入ると庭園の広いこと。右方は整然と刈られた生垣が続く。
 一周して園内のレストランで昼食。2時半~4時近くまで時間制限のある宮殿内部を見学した。
 ライオンの中庭やアラヤネスの中庭、これらを取り囲む柱や建物内部の見事な装飾。イスラム
 建築の幾何学模様は整然と美しい。左方の城塞に登ると、グラナダの市街が一望できた。
 7時半にホテルに戻った。駅まで果物を買いに行ったが、土曜とあって、店は開いていない。
 朝市のフルーツがおいしそうだったねー。
  夜9時半、迎えのバスでフラメンコショー。旧アラブ人地区のアルバイシンへ。高台から
 アルハンブラ宮殿の夜景を見る。ショーが終わり、丘を下りるちょうどその時、グラナダ市街に
 花火が上がった。ドライバーがバスを停めてくれて、しばし花火見物。12時にホテルに帰った。

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   6月7日 (日)
  9時20分、大急ぎでチェックアウト。駅まで徒歩10分。
 列車は9時50分。超新しい列車だ。快適な3時間だった。
 車窓には絶えず岩山とひまわり畑。
 セビーリヤは駅近くの4つ星ホテル。C2のバスで市内一周。
 スペイン王室の宮殿、アルカサルを見学。イスラム時代の
 宮殿の跡地にムデハル様式で建築とある。
 外観はヨーロッパ風の城だが、内部はイスラム風の建築ということ。
 アルハンブラ宮殿より繊細で華美。洗練されている。
 日曜なのでレストランがあまり開いていない。
 グアダルキビル川にかかった橋を渡ったところにある
 レストランで夕食。正面に黄金塔がライトアップされている。
 明日はアルカサルの向かい側、コロンブスが眠る大聖堂とその塔、
 「ヒラルダの塔」に行こう。


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     6月9日 (火)
  11時のマドリッド行きで、次の駅コルドバまで40分。駅の出口に妻が荷物の張り番をし、私は
 ホテルを探す。かなり長いこと探した。お陰でコルドバの地理を少し覚えた。4つ星だが、
 安くて良いホテルだ。午睡をして5時に出掛けた。
 回教寺院メスキータを見に行く。モスクを後の征服者キリスト教王が、カトリック教会部分を増築
 したもので、両方の建築様式が混在している。アーチ型の柱で埋め尽くされ、外の明るさとは
 対照的で、薄暗く神秘的だ。メスキータの隣りに位置するアルカサルから見るメスキータの尖塔、
 「ミナレット」が美しい。700年代にイスラム教徒の世となり、1100年代にキリスト教徒に替わった。
 イスラム文化の破壊ではなく保存ということが、今では独特で重厚な世界遺産となっている。
 ウズベキスタン、サマルカンドの青の広場で、イスラム装飾を初めて目にしたが、精緻な模様に目を
 見張るばかりだった。
 グラナダ、セビーリヤ、コルドバと廻って、今まで馴染みが薄かったイスラム文化に、ほんの少し
 触れた旅だった。

フランス、スペインの旅 2