9月6日 (木)
モスクワ発15時半、サンクトペテルブルグ17時着。空港から
市内までは車で15分の距離で15P(ルーブル、1P=4.3円)。
だが、ここもすでに送迎費4万円が支払い済みである。
ホテルは Corinthia Nevskij Palace。 ネフスキー大通りに
ある5つ星だ。早速大通りをエルミタージュ方向に歩く。
モスクワより格段に寒い。小さな川、モイカ川の畔に
ストロガノフ宮殿がある。その中庭に天幕を張ったレストランで、
ここが発祥というビーフストロガノフを食べた。
帰り道パラパラ雨が降ってきた。サンクトペテルブルグの街が
雨に濡れて宝石箱をひっくり返したようにきらきらしている。
娘はしきりにシャッターを切っていた。
9月7日 (金)
いよいよエルミタージュ美術館の見学だ。ネフスキー大通りに面してゴスチーヌイ ドヴォールという界隈きっての
デパートがある。最初その店の宣伝員かと思った。地図だの冊子を抱えて何か言っている。2~3人いる。
無視して歩くと、後ろにいた娘が突然、大声の日本語で「何をする!」。私に地図を拡げた下で右手はポシェットに
伸びたので、ピシャリと払ったそうだ。お陰で事なきを得た。
軍馬車に乗った勝利の女神の建つアーチを潜ると宮殿広場だ。真ん中に円柱が建っている。北側がエルミタージュ
美術館だ。バロック様式の冬の宮殿で淡緑色の壁に白い柱と金の彫塑群。ピョートル大帝の娘、エリザベータ女帝
(在位1741~1761)が建設を命じ、完成前に亡くなり、後を継いだのがエカテリーナ二世(在位1762~1796)。
彼女は美術収集に熱中し、膨大なコレクションが形成され、その後も収集は続き300万点にも上るという。
美術品の多さもさることながら、宮殿の内装に驚嘆しきりである。
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